2014年 10月 01日
快晴のカムイヌプリ |

あまりに天気が良いので、思わず山に登ることにしました。今日は久しぶりにカムイヌプリ(摩周岳)に登ることにしました。ましゅまろから一番登山口が近くて天気のいい日には最高の展望が期待できます。ただ距離が7.2kmと長く、往復5時間と結構時間がかかります。最近は4.2km付近の風衝草原まで行って引き返す事が多く、山頂まで行くのは久しぶり。登山道は一昨年から整備が進み、各処で石段が組まれていました。
登山口の第一展望台から約2時間で山頂到着。このコースは距離は長いけど平坦な所やゆるい下りも多いので、ペースを上げれば30分ぐらいは時間を短縮できます。

山頂は足元に爆裂火口が広がり、圧倒的な標高感で足がすくみました。すっきり晴れ渡り、360度どこまでも見えるようです。釧路方面の太平洋も、遠く国後も今日は見えています。今シーズンの山登りは山頂だけ曇ってたりして、展望にはあまり恵まれなかったのですが、今日はこれまでの分を取り戻すぐらいの素晴らしい展望でした。
この山のおすすめシーズンはやっぱり秋ですね。


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山頂から爆裂火口を見て思うのが、やはり御嶽山の噴火災害のことです。摩周湖が今の形になった最後の大噴火がおよそ1000年前、地球の歴史から見たら、つい最近のことです。アトサヌプリ(硫黄山)は現に活火山だし、屈斜路カルデラの中ではいつどこで噴火があってもおかしくはありません。山にいた時、いま噴火が始まったとしたら、、、多分どうしようもできないことでしょう。ここには避難小屋もないし、足場も悪く走って逃げることも困難だと思います。
自然のパワーの前でちっぽけな人間はとても無力です。だから人は自然に対して常に謙虚でなければならないと思います。火山活動の専門家でもない私達にできるのは祈ることぐらいなのかも。そして山に登るものとして、避けられるリスクはなるたけ少なくし、安全に山を楽しむこと。そのことが山で亡くなった人たちへの追悼にもなると思います。手前勝手な考えかもしれませんが。そんなことも考えさせられるカムイヌプリでした。
by mashumaro1992
| 2014-10-01 17:46
| 山登り
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